インドネシアは1万3,000以上の大小の島からなる国。それぞれの島や地域でお料理の味付けも異なります。また、インドネシアは人口の90パーセントがイスラム教を信仰していますが、イスラム教徒は豚肉を食べませんが、人口の90パーセントがヒンドゥー教を信仰しているバリ島では、豚肉を使った料理が食べられているんです!味付けも、バリ島のお隣ジャワ島のお料理は甘めの味付けが特徴的ですが、バリ料理の味付けは塩辛いのが特徴です。このように、バリ島とお隣のジャワ島でもお料理の種類や味付けが違うんですよ。今回は、バリ島で試していただきたい!本格バリ料理10選をご紹介。バリ島ならではの本格的なバリ料理を、是非味わってみてください!
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バビグリン
バリ料理といえばこれ!豚の丸焼き!
バビグリンとは日本語で「豚の丸焼き」!豚のお腹に野菜やたくさんのスパイスを詰め、身体に棒を刺して回しながら直火でじっくり焼いて作られます。豚の内臓は唐揚げやソーセージにされたり、お肉はウコンや数種類のショウガ、ニンニクなどを使ったバリ独自のスパイスで味付けされ、お店では色々な部位を少しずつ盛り付けて提供されます。人気の部位はパリッと焼かれた皮!独特のスパイスで味付けされたお肉は柔らかく、クセになる味です♪
ナシ・アヤム
鶏肉のおかずがメインのナシチャンプル!
ナシアヤムは鶏肉のおかずがメインのナシチャンプル!鶏肉をたくさんのスパイスで味付けをしたものや、鶏のつくね、煮卵、そして、ウラブと呼ばれるインゲンとココナッツの和え物、揚げピーナッツ等とご飯が盛られたワンプレートご飯です。鶏肉は1羽を丸ごとスパイスで煮込んでいるので、味が染みていて美味しんです。スパイスが効いたおかずにご飯が進みます。サンバルはとても辛いのが一般的なので、注意ですよ!
アヤム・ブトゥトゥ
辛いけれどクセになる味!
アヤム・ブトゥトゥは鶏肉のお腹に様々なスパイスを詰め、じっくりと柔らかくなるまで煮込んだ料理。スパイスはウコンやニンニク、ショウガなどがたっぷり使われていて、ほろほろになるまで煮込まれたお肉とスパイスの効いたスープは、とても辛いですがクセになる味です!アヤム・ブトゥトゥは、バリ島以外のインドネシア国内からの観光客にも大人気なんですよ♪
ティパッ・チャント
辛い物好きさんにおすすめ、バリ版のガドガド
インドネシア料理「ガドガド」のバリ版。ティパッ・チャントはティパッ・サントとも呼ばれ、ガドガドと違うのは、茹でた野菜とティパッと呼ばれるココナッツの葉でお米を包んで茹でたものを一口大にカットし、スパイスを使ったピーナツソースで和えてあることなんです。唐辛子も使っているので辛い物好きさんにおすすめ♪スパイスがガツンと効いた味はいくらでも食べられます!
ラワール
バリ好きさんにファンの多いバり伝統料理!
細かく刻んだ豚の皮と、若いジャックフルーツとインゲンなどを茹でて細かく刻んだもの、そして、ココナッツフレークをスパイスと一緒にあえた料理。赤い色をしたラワールと白い色のラワールがありますが、赤い色のラワールはなんと豚の生血が使われているんです。気になる方は白い色のラワールを選んだ方がベター。また、豚肉を使わない野菜だけのラワールもあります。ラワールは、バリ島ではバリの重要な祭日ガルンガンの時に男性陣が作る伝統的な料理で、バビグリンと一緒に食べることが多い料理。バリ好きさんにファンの多い伝統料理です♪
ウラブ
ココナッツフレークで和えたヘルシー料理
バリの一般的な野菜料理の一つ。ウラブとはココナッツフレークで和えた料理という意味で、お店によって様々な野菜を使ったウラブがあります。よく使われる野菜は、もやしやインゲン、ほうれん草等。さっぱりとした味付けなので、味付けの濃いインドネシアやバリ料理の中で、サラダ感覚でヘルシーに頂ける嬉しい一品です!お酒のおつまみとして、箸休めの一品としてもおすすめ♪
プレチン・カンクン
とにかく辛いけれどクセになる野菜料理
こちらもバリの一般的な野菜料理の一つ。空心菜を茹でたものに、サンバルを和えた辛い料理なんです。使われる野菜は空心菜が一般的ですが、もやしを一緒に使うところも。また、和えるサンバルは唐辛子のみで作られたサンバルを使うお店や、トマト入りの水分多めのサンバルを使うところもありますが、とにかく辛いのが特徴!辛いもの好きさんはぜひお試しを♪
トゥム
バナナの葉っぱを使ったバリ伝統料理
細かく刻んだお肉とスパイスを混ぜ、バナナの葉っぱで包んで蒸したバリ伝統料理。豚肉や鶏肉を使うトゥムが多いですが、魚のトゥムもあります。バナナの葉の独特な香りと、スパイスの香りが食欲をそそります!トゥムは観光客向けのレストランではあまり提供されていませんが、ローカル向けのワルンではナシチャンプルの具として準備されているところもあります。見つけた時はぜひ試して頂きたい一品です♪
サテ・バビ
おつまみにもピッタリ、豚の串焼き
サテは日本語で「串焼き」。バビ(Babi)=豚を意味するので、サテ・バビは豚の串焼きなんです。サテ・バビは、道端やワルンで売られていて、通常甘辛いタレを付けて焼かれ、唐辛子と塩を混ぜた生サンバルを付けて提供するところが多いです。観光客向けのレストランでは、シンプルに塩味のものを提供しているところも。ご飯にもビールのつまみにもどちらにも合う味付けです♪
サテ・リリッ
ピリ辛のスパイスがビールに良く合う!
サテ・リリッはすり身のつくねの串焼き。バリでは白身魚のすり身が使われるところが多く、唐辛子やニンニク等様々なスパイスを混ぜて、竹で出来た串やレモングラスの茎に巻き付けて焼きます。魚料理が有名なバリ島東部のクルンクン地区はの海沿いには、サテ・リリッ等の魚料理メインのナシチャンプルのワルンも多く、大人気なんです!ピリ辛のスパイスがビールにもよく合います♪