人口の90%以上がバリ・ヒンドゥー教を信仰するバリ島には、インドネシアの祝日以外に、バリ・ヒンドゥー教の暦に基づくバリ島独自の祝日があります。
特にバリ島独自の祝日の日は、個人商店をはじめ休業や営業時間が変更となるところも多く、また、断食明けや旧正月などインドネシアの大型連休にはインドネシア国内からの観光客もたくさんバリ島を訪れるため、観光地の混雑や道路渋滞が発生しやすい時期となりますので、注意が必要なんです ⚠
今回は2024年の「バリ島の祝日」一覧に加えて、バリ島を旅行する上で注意が必要なインドネシアの祝日を詳しくご紹介します📅
2024年 インドネシア・バリ島の祝日一覧
- 2月8日 ムハンマド昇天祭
- 2月10日 中国旧正月
- 2月28日 ガルンガン
- 3月9日 クニンガン
- 3月11日 ニュピ
- 3月29日 グッドフライデー
- 3月31日 イースター
- 4月10日~11日 イドゥル・フィトゥリ(断食明け大祭)
- 5月1日 メーデー
- 5月9日 キリスト昇天祭
- 5月23日 ワイサック(ブッダ生誕祭)
- 6月1日 憲法記念日
- 6月17日 犠牲祭
- 7月7日 イスラム教新年
- 7月13日 サラスワティ
- 7月17日 パガルウェシ
- 8月17日 インドネシア独立記念日
- 9月16日 ムハンマド生誕祭
- 9月25日 ガルンガン
- 10月5日 クニンガン
- 12月25日 クリスマス
中国旧正月 2月10日 ※仏教の祝日※
英語ではチャイニーズニューイヤー、インドネシア語ではイムレックと呼ばれ、世界的に祝われる仏教の祝日。長期休暇を取り旅行へ出かける人が多く、例年、中国本土や華僑がたくさんバリ島へ訪れるため、前後合わせて7日程はバリ島内のホテルの予約が取りにくい状況となります。また、道路渋滞も各地で発生しますので、余裕をもった行動が必要!
ガルンガン 2月28日&9月25日 ※バリ・ヒンドゥー教の祝日※
日本のお盆のように先祖の霊がこの世にかえって来るとされる日。210日に一度巡ってくる祭日です。前後合わせて3日間がガルンガン期間とされ、前日にはペンジョールと呼ばれる竹で出来た飾りを立てます。先祖の霊や神々はこのペンジョールを目印に各家庭に降り立つと言われていて、ぺンジョールが立ち並ぶとても美しい風景を楽しむ事が出来る期間なんです♪
クニンガン 3月9日&10月5日 ※バリ・ヒンドゥー教の祝日※
ガルンガンの10日後のお祭り。ご先祖様や神々が天界へかえる日とされています。ご先祖様や神々は正午までにかえると言われているので、人々は午前中に家寺や村のお寺などへ参拝に行きます。寺院や各家庭の家寺は、黄色と白の傘や布、お供え物で特別に飾られとても華やか!午前中は正装をしてお供え物を持ち、お寺へ向かう人々の姿を見る事が出来ますよ♪
ニュピ 3月11日 ※バリ・ヒンドゥー教の祝日※
バリ・ヒンドゥー教で使用されるサカ暦の新年で、バリ・ヒンドゥー教徒にとって最も重要な日。別名・静寂の日(サイレント・デイ)。バリ島では飛行機の離発着が禁止され、観光客、外国人に関わらず一切の外出と電気・火の使用も禁止される、世界的にとても珍しい日なんです。前日に行われる悪霊を追い払うお祭り「オゴオゴ」パレードも必見です!
イドゥル・フィトゥリ(断食明け大祭)4月10日~11日 ※イスラム教の祝日※
イスラム教の暦で決められた断食月が明けたことを祝うお祭り。イスラム教ではイスラム暦の9月をラマダン(断食月)とし、夜明けから日没までの間、一切の飲食を断つことが義務とされています。イスラム教徒はこの日の前後1週間程の休暇を取り里帰りや旅行へ出かける為、交通機関や道路の混雑や、ホテルが取りにくい時期となりますので、注意です!
サラスワティ 7月13日 ※バリ・ヒンドゥー教の祝日※
知識と芸術、学問の神様サラスワティへ祈りを捧げる日。書物にお供えをし、感謝の祈りを行う日で、この日は一日、本を読んだり物を書いてはいけないとされています。この日、学校は休校となりますが、子供たちは民族衣装を着て朝から学校へ行き、学校でお祈りを捧げます。お供えは教科書やノートへも!
日本では弁財天様として親しまれている神様です。
パガルウェシ 7月17日 ※バリ・ヒンドゥー教の祝日※
鉄柵の意味をもつ、バリ・ヒンドゥー教の重要な祭日。必ずサラスワティの4日後にあります。この日は、鉄の柵のような強い精神を願い、神がこの世を悪いものから守ってくれる事への感謝をし、世界が平和で様々なバランスを保っていられるよう、人々は祈りを捧げ心を清めます。人々は朝から家寺へお供えを捧げお祈りをした後に、村のお寺等へ行きお祈りを行うのです。
大晦日 12月31日 ※この日も注意!※
12月31日の大晦日は祝日ではありませんが、例年、バリ島で年越しをしようと国内外からたくさんの観光客が訪れ、バリ島はとても賑わいます。ビーチでは、花火が打ち上げられたりと盛大な盛り上がりに!それに伴い、午後は通行止め等の交通規制が敷かれるため、注意が必要なんです。写真のようなおもちゃのラッパを吹いて楽しむのも定番です♪